2009年11月30日月曜日

ブラジ日本交流協会合宿にて上映会



11月22日(日)の午後、ブラジル日本交流協会にて上映会を開催していただきました。

ブラジル日本交流協会は、略して「ブラニチ」と呼ばれるブラジル研修留学の団体です。

今から10年前の1999年から2000年にかけて一年私もサンバウロへ
この団体を通じて研修留学させていただきました。
当時は、日本ブラジル交流協会、通称「ニッパク」と呼ばれていました。

そんなご縁もあって、上映会を開催していただいたのでした。
ブラジル映画祭の際、朝日新聞に記事を書いていただいた石田氏もこの団体のOBで
団体の研修生というと、何かブラジルを介した柔らかな連帯感をいつも感じ
初対面でも、いつもブラジルの話しで盛り上がることができる希有な存在なのでした。

ブラジルでの研修留学する前年には、全国から集まる留学する若者たち(候補生と呼びます)が
数回合宿を重ねるのですが。
私たちの頃は、100キロハイクや、100冊読書感想文など、思い出の強烈な試練がありました…。
そんな中で、一年間、これ、というテーマをそれそれが、掲げて、ブラジル留学の一年を過ごすのですが、
(確か私は、「ブラジル音楽研究」とかだったような)。
映画の内容が、候補生が研修テーマを立案するのの一役になればと、上映するということになりました。

事務局の村上さんおっしゃるに、「映画を上映→討論し→自分はブラジルで、そして帰国後
 日本人として何をするか」という流れで座談会ができたらとのことで、
なつかしい気持ちを抱えながら、合宿が行われている代々木オリンピックセンターへ向かったのでした。

10年前の自分をみているような懐かしい光景がそこにはありました。
若者たちが、なぜブラジルへ向かうのか?という問いと向かい合っていました。
これからブラジルに一年留学して、ブラジルとともに暮らす皆さんを眩しく、輝かしく
そして羨ましく感じる爽やかな場所でした。

上映後の質疑応答ではいろいろな質問をいただき
また身につまされる時間となりました。






そして、上映後、阿部さんから一言…、ということでお話を頂戴したのですが
「まぁ、理屈じゃないですからね。なぜ、ブラジルへ行くのかという問いを
 頭で考えるのじゃなくて、ブラジルへ行って感じて、確認出来たら良いじゃないでしょうか」と。

ソロギターも数曲演奏していただき、うーん。ブラジルって言葉じゃないのだろうか、と改めて
また映画自体の問い対しての、小さな揺らぎを感じる一夜でした。

石田さん、村上さん、そしてブラニチの皆様、ありがとうございました!!!