2010年2月3日水曜日

浅草サンバチームウニアン上映会@東京外国語大学

2010年明けましておめでとうございます。
昨年は本当にお世話になりました。



ブラジル映画祭で映画を観ていただいた、Tさんよりご連絡をいただき、
浅草サンバチームのウニアンドスアマドーリス
若者たちに観て欲しい、とのことでお話をいただき上映会を企画していただきました。
というのも、映画祭のことを知らないメンバーも多かったとのことで
映画には、サンバチームのOBも多数出演頂いていたので
OBたちが、何を考え、どうブラジル音楽と関わって来たのか、という葛藤や喜びについて
映画を通じて感じて欲しい、とのことでした。

振り返ってみれば、私も18歳、19歳と、浅草サンバカーニバルに出場しており
ただ、その時は、音楽が心地よい、仲間が楽しい、お祭りが楽しい、という単純な動機で
のめり込んでいたもので、
なぜ、ブラジルか?など、あまり深く考えた事もなかったので
そんな純粋な若者の前で説教臭くはないか?と
非常に恐れ多い気持ちではありました。

Tさんは熱意を持って長年浅草サンバカーニバルとともに歩まれて来て
チームを越えた、繋がり、連帯、を
サンバという音楽を通じて、体現されている方でした。
日本のサンビスタ、というテーマで是非映像として残したいお人でござます。

Tさんの熱意に心を打たれつつ
上映後、阿部さんのソロギターの演奏もありつつ
楽しい一日を過ごしました。


東京外国語大学のキャンパス内で上映会を行っていただいたのですが、
10年前は、まだ大塚に大学があって、通ってエンヘードーの練習をしていた頃を思い出しました。
若さっていいなぁー。
そして、脈々とこうしてサンバを好きになる日本人が増え続け、毎年日本でサンバカーニバルが行われていることに
ブラジルの人たちはほとんど知らないのではありますが。

そんなキャンパスで甘酸っぱい思い出に浸っていると、
誰かが言っていた言葉を思い出しました。
「日本人は感情の表現が苦手だから、ブラジル音楽のような熱いオープンな音楽に心を奪われてしまうの…」
たしかに。




ほんとにこの上映会を企画し
実行していただいたTさん。本当にありがとうございました!
初心を思い出させていただけるような、楽しいひとときでした。