2009年10月8日木曜日
朝日新聞 朝刊(10/8付関東版)
上映一週間前ぐらいに、朝日新聞の石田さんから連絡があった。
「日本の大手メディアは一時的に在日ブラジル人問題に注目しました。
しかしリーマンショックから1年たった今、状況は改善されていないにもかかわらず、ほとんど取り上げられなくなりました。
何とか在日ブラジル人の現状を記事にしたいと思っています」
上映前、いろいろと悩んでいて引きこもっていたので
映画が、外界との初めての接触したように、世界が広がったようだった。
朝日新聞がある中央区築地に阿部さんと向かう。
石田さんは、学生時代に私と同じくブラジルに留学していて
朝日新聞に務められてからも、サンパウロ勤務が長かったそうで
そうなると、ほとんど説明も必要なく、という場の空気が出来上がるのが、「ブラジル力」だろう。
また、銀座のデモ行進に出たMC BETOも知り合いだったみたいでBETOの人柄というか、
そういう繋がりで、場が和らぐ、「BETO力」というもの感じつつ。
BETOありがとう。あなたはすごい。
石田さんは、
「日本にはサンバカーニバルがあったり、沢山の日本人がブラジル音楽好きなのに
なぜ、国内の日系ブラジル人問題には距離感があるのか」
と、全く同じ疑問を全く同じ時期に感じられていたそうで
ほんとうに,心が救われるようだった。
映画を作るひとつの理由って、何か同じ考えの人を探している作業なのかもしれない、と
ふと思ったりした。
私はいろいろ言語化するのが苦手なので、
阿部さんに説明を頼りつつ。。。
つねに、おんぶにだっこの阿部隊長。
ほんとうにありがとうございます。
新聞では、阿部隊長とカルリーニョス7cordasの演奏の写真を載せていただきました。
是非、ご覧下さい♪
石田さんに、映画の結論ってどうでしたか?って言われて
ちょっと焦りました…が言語化できない気持ちを精一杯映像に焼き付けたつもりではございます。。。すいません。
取材の数日後、オリンピックがリオに決定!のNEWSが飛び込んで来て
紙面ぐりも大変だった中、
石田さんのご尽力のお陰で、
当日新聞を見て来館していただいたお客さんもたくさんいて、
ほんとうに感謝です。
そのご恩に向かいあわないといけない。
石田さん、ほんとうにありがとうございました。
少しずつ、「pertificando」がみんなのものになっていったら嬉しい限りです。